PRS Process Record Slides

        

世界初の病理組織・細胞診検体での免疫染色工程確認用コントロールスライドです。

このスライドは免疫染色工程が正しく行われていたかどうか、を確認することができるコントロールスライドです。

 

この製品は、WHOが発行している“Laboratory Quality Management System Handbook”を元に考案されました。

7-2章でWHOはコントロール品とキャリブレータ―について明確に定義しています。

WHOの要件:品質マネジメントシステムにおける役割:に厳密に従って、コントロール品とキャリブレーションの機能を組み合わせたエッセンシャルデバイスとしてPRS製品は生まれました。

        



この製品は両端にホワイトバランスとブラックバランスを配置し、その間に1次抗体用と検出キット用のコントロールから成り立っています。現在使用されている免疫染色キットの多くは抗マウス・抗ウサギIg検出キットであり、このため、1次抗体の種はマウスまたはウサギとなっています。
         
このProcess Record Slidesはこのマウス及びウサギ由来の1次抗体及び検出キットをターゲットとし、

・1次抗体用:抗ウサギ及び抗マウス抗体
・検出キット用:ウサギ及びマウス蛋白

を塗布しています。特に両端は3Dとして立体的に、両端以外は2Dで図のように中央に向かって濃度を薄くして塗布しています。
陰性コントロール部にはロバ蛋白を塗布しています。

このように、1次抗体や検出キットが適切に反応しているか、近年多様化した前処理で抗原性がどのくらい減損しているかなどを測ることが可能です。   
   

    

免疫染色は呈色及び色濃度で判定する定性判定であり、その染色結果は固定までの時間、固定時間、1次抗体及びキット、染色機、染色工程等、終了までに様々な要因の影響を受けています。また、判断基準は施設間で異なります。
この製品の採用により、同じ基準での染色結果の判定が可能となり、その染色・呈色強度を測定比較することにより半定量的測定が可能となりえます。

現在、各施設では陽性が既知である検体を陽性コントロールとして使用している例がほとんどですが、あくまで院内コントロールであり、施設間での染色比較の基準にはなりえません。
施設間での精度管理、近年普及しているテレパソ等デジタルパソロジーでの診断などにはこのような判断基準を組み込む必要があると考えます。
         

☆品番・品名・価格

品  番

品     名

規 格

価  格

PRS SLIDE8

PRS slide 30枚入り

1 Box

¥10,000

PRS SLIDE8-10

PRS slide 30枚入り

10 Box

¥90,000

スライドサイズ:1mm x 25mm x 75mm

価格表示は本体価格(税別)です